2017年度~2021年度中期経営計画について
2017年4月6日
株式会社パルコ
パルコグループは 2017 年度~2021 年度パルコグループ中期経営計画を策定しましたのでお知らせいたします。
記
1.当社グループを取り巻く経営環境
(1)前中期経営計画(2014 年度~2016 年度)における成果と課題
前中期経営計画では、「成長戦略の具体的実行ターム」として、店舗事業において、店舗の安定基盤構築や、次なる成長のための渋谷パルコの建て替え計画の具現化、及び新規開業(福岡パルコ新館・本館増床、名古屋パルコ midi、仙台パルコ2)などを実行しました。開発事業では既存店舗周辺へのゼロゲート業態の開発(名古屋、札幌、広島2)による成長戦略の推進を図ってまいりました。一方で、収益性向上のために千葉パルコ閉店及び大津パルコ閉店の決定を行いましたが、更なる店舗事業の収益性向上に向けた取り組みや、新規事業、海外事業の成長については改善の余地を残しました。
(2)今後の環境変化予測と経営課題
当社グループを取り巻く環境については、テクノロジーの急速な進化、ライフスタイルの多様化、高齢化進行や人口減少、都市部への人口流入による競合環境及び不動産開発競争の激化、2020 年の東京五輪開催へ向けたインバウンド需要などによる消費環境の変化が見込まれます。
このような環境変化予測のもと、成熟していく都市において、店舗事業を主軸とした現状の当社グループの提供価値を超えるニーズの拡がりへの対応が必要であると考え、当社グループは事業の選択と集中を推進し、事業ポートフォリオ変革に向けたスピードアップを図る必要があると認識しております。
2.2017 年度~2021 年度中期経営計画について
(1)前提となる環境変化への対応
上記経営環境変化への対応のため、“事業の選択と集中=都市部での事業を通じた当社グループの提供価値拡大”をテーマとし、都心型店舗の優位性を向上させるための店舗スクラップ&ビルドの推進、さらなる開発ニーズへの対応や確実な利益の獲得に向けた開発業態・スキームのバラエティ拡大、消費ニーズの多様化を充足するための当社固有の提供価値の拡大を推進していきます。
(2)「長期ビジョン」と「3 つの事業戦略」に基づく中期経営計画骨子
2014 年度に掲げた当社グループの長期ビジョン【都市マーケットで活躍する企業集団】『都市の 24 時間をデザインするパイオニア集団』『都市の成熟をクリエイトする刺激創造集団』の達成に向けて、3つの事業戦略「主要都市部の深耕」「コアターゲット拡大」「独自の先行的ICT活用」(*)に基づく 2017 年度~2021 年度にかけての中期経営計画を策定しました。
(*)ICTとは Information and communication technology の略であり、情報処理及び情報通信に関する諸分野における技術・サービスなどの総称です。
以下、具体的な内容につきましては、当リリースPDFのほか、IR情報内中期経営計画ページ
中期経営計画 2017年度~2021年度 (PC)
中期経営計画 2017年度~2021年度 (スマートフォン)
をご参照ください。