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PARCO

ビジネスモデル

パルコのビジネスモデルの特徴と優位性として、安定的な収益構造、商業施設のトータルプロデュース力、内装デザインのディレクション力と折衝力、テナントリーシング力とインキュベーション力、商業の付加価値としてのソフトコンテンツプロデュース力などがあります。

安定的な収益構造

ショッピングセンターPARCOでは、出店企業とのイコールパートナー主義に基づいて、定期建物賃貸借契約と基準売上に基づいた歩合型契約を主に採用しています。定期建物賃貸借契約では、当初に契約期間を通した賃料を決定するため、安定的な収益を確保でき、歩合型契約では、出店ショップの営業努力に報いるため、ショップの売上が一定の基準を超えて高くなれば歩率を逓減し出店企業の利益が上がる一方、ショップの売上が決められた基準を下回った場合にはパルコは保証された賃料を受け取ることができるような形態も採用しています。
パルコグループの安定した営業利益の推移は、PARCOの、安定的に収益を生みだす仕組みに支えられています。

商業施設のトータルプロデュース

パルコは、商業施設のトータルプロデュース力により魅力的な商業空間の創造に取り組んでいます。出店エリアのマーケティング、企画立案から始まり、コンセプトに合致したショップ編集や環境演出、店舗運営をおこないます。同時に多彩な宣伝・販促活動で集客力を高め、日々の保守管理で安心・安全な店舗運営を支えます。さらに定期的・積極的な改装を実施し、常に新鮮で魅力あるPARCOの売場を創り出しています。

商業施設のトータルプロデュース

内装デザインの、
ディレクション力と折衝力

店舗開発に際しての強みとして、デザインのディレクション力、折衝力があげられます。社内にこれらを行う部門があり、これまでの商業施設開発で培った実績にもとづいて、パルコ自ら環境デザインのコントロール、地権者と出店者の間に入っての円滑な折衝などを行っています。案件ごとに付加価値の高いプランを導き出します。

新しい才能を発掘し支援するインキュベーション

マーケットに新しい提案をし続けるためには、新しい才能の活躍が必要となります。パルコは、新進のファッションデザイナーやクリエイター、テナントの成長こそがパルコの成長と位置づけ、新しい才能を発掘し、その成長を支援する「インキュベーション」に力を入れています。デザイナーが世に出るきっかけとなりうるイベントや若手デザイナーの発表の場の提供など、積極的な支援策を実施しています。

アジアの若手ファッションデザイナーを発掘し応援するプロジェクト「Asia Fashion Collection」を支援。ニューヨークコレクションでのランウェイデビューをかけたショー形式のコンペティションでデザイナーを選出し、事業成長の機会を提供。
アジアの若手ファッションデザイナーを発掘し応援するプロジェクト「Asia Fashion Collection」を支援。ニューヨークコレクションでのランウェイデビューをかけたショー形式のコンペティションでデザイナーを選出し、事業成長の機会を提供。

商業の付加価値としての
ソフトコンテンツプロデュース

パルコは、コンテンツ開発やプロモーション展開にも積極的に取り組んでいます。演劇や映画などの文化的情報や時代を捉えたコンテンツ素材を多面展開したり、異種素材のコラボレーションをプロデュースしてヒット企画を生み出したりするなど、商業の付加価値を創造しています。パルコのオリジナリティのあるリソースがあるからこそ、多様なコンテンツ創出が可能であり、さまざまなカルチャーやステークホルダーとの接点が生まれ、さらなるコンテンツプロデュースにつながっています。

©KAWAISOUNI!
©KAWAISOUNI!

PARCO各店ほかで巡回・開催した、「可哀想に!」氏による大人気キャラクター「おぱんちゅうさぎ」の魅力全開の 展覧会「おぱんちゅうさぎ展」
©nagano/chiikawa committee
©nagano/chiikawa committee

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Updated Aug. 6, 2024