ビジネスの成功と価値づくりへの拘り
両方を追及していきたい
2004年入社 渋谷店 営業課
平松 有吾
「渋谷店でやっていることは想いが大事」と語る平松さんからは、いいものをつくり続けてきたという確固たる自信が伺える。さらにそれを自身で完結するのではなく、若い社員にも広げて行くという次のステップを見据えていた。まさに『面白いがパルコをつくる。』を象徴している人だ。
―渋谷店リニューアルオープンにあたって、どんな思い出がありますか?
本当に楽しかったです。まずはとにかくいろんな方に会って教えてもらう時間を取りました。雑誌編集長やデザイナー、大学の教授など。何がかわいいとか、カッコイイ、面白い、そして渋谷パルコにどんなものがあるといいと思うかなど、ヒアリングしました。ゼロから作って行く作業は楽しいし、今も続いています。
特にラグジュアリーブランドがパルコのカルチャーに関心を示してくれたのが嬉しかったです。プランを作って、提案し、思い描いたものに共感してもらって出店が決まりました。新しいことをやろうと思ったとき、参加してもらいたい方(テナントさん)に理解してもらうことは大変です。ただ、大変より、楽しいとかやりがいの気持ちが勝っていましたね。
―入口のお花屋さんにも思い入れがあるとか
そもそもあの場所は絶対にお花屋さんがいいと思っていました。1973年に渋谷パルコ出店の指揮をとった増田通二さんも「パルコの中に劇場があるのではなく、劇場の中にパルコがある」と掲げ、オシャレをして劇場に行くことをコンセプトにしていました。お花は街の空気感もいいものにするし、今回のお花屋さんは劇場への直通エレベーターの横にあるので、お花のプレゼントも持っていける。そうやって、街のことやビルのコンセプトに想いを馳せながら出店頂くショップを交渉しています。
―9月にオープンしたアウトドアゾーンのこだわりは?
そもそも自分自身キャンプが大好きで、ギアも揃えていましたが、家の近くにキャンプ用品を購入できる場所がないことが悩みでした。自分の身の回りに起きている事から考えて、コロナ禍の2020年にアウトドアゾーンを作りたいという構想が始まりました。どこでも購入できるものではなく、アウトドアファッションにも拘りたい方に向けたゾーンにしたいと思いました。
CHAPTER 2
大きな仕事を成し遂げたその先は…
―これからどんなことに挑戦したいですか?
例えば商業施設×病院とか、小さい街や村での出店など新しい価値を作って行くことに志向を持っています。また、渋谷店のリニューアルで培ったマインドを、若い社員にも継承していきたいです。ノウハウやナレッジをもっと広げて共有し合って行きたいですね。
―ずばり、平松さんが求める人材像は?
せっかく働くのだから、「ビジネスの成功」と「楽しむこと」両方の気持ちをしっかり持っている人がいいですね。パルコは本当にオススメです。なかなかこういう個でもチームでも強いパワーを生み出せる会社ってないですよね。パルコならではのことをやらせてもらってきた人が他の会社より多いと思います。
―最後に就活生へメッセージをお願いします。
就職活動の時はとにかくいろんな会社を回りました。なるべくいろんな会社の説明会を聞いて研究して、各業界の面白さを学びました。大変だと思いますが、ぜひこの期間を楽しんで欲しいです。
Yugo Hiramatsu
2004年入社渋谷店営業課平松有吾
「ビジネスの成功と価値づくりへの拘り両方を追及していきたい」