―CRM推進部という部署はどういう部署で、どんな仕事をしているのでしょうか。

西川　 CRM推進部は、PARCOポイントのサービスやアプリ、オンラインストア、SNS、WEB広告、コード決済など、幅広くお客様向けのサービスに関する運用を行っています。部署全体が、お客様から愛され続けていただくことを考えながら各チームで動いている感じです。その中で私たちが担当しているのがPARCOポイントのサービス運用です。

池田　 CRM推進部におけるPARCOポイントのサービス運用は上長含めて10人程度になります。2020年9月にパルコのQRコード決済「ポケパル払い」がリニューアルしたのですが、そのサービス運用も私たちが準備し、これから運用していきます。特に、準備期間中は本当にチーム一丸となって動いていました。

―そのプロジェクトの中で大変だったことは？

西川　 コロナ禍でローンチしたので、全てがスムーズにいくか不安でしたね。

池田　 それも春からチーム全員がリモートワークになった中で準備をしなければならなくて、大変でしたよね。(笑)

西川　 このマニュアルでテナントの従業員さんが理解できるだろうか？お客さまに説明するときにこの説明で分かるのだろうか？店内のPOPはこれで伝わるだろうか？と常にみんなで自問自答しながら動いていました。改めて、みんなでもう一度POPを見直そうかと話して、結局作り変えることになったこともありました（苦笑）。

池田　 その間のチームメンバーとは連絡手段はリモートでのコミュニケーションが中心だったので、どんなテンションでこの文章を書いているのか分からなくて…。リモートが始まった頃は、そういった言葉のニュアンスが上手く伝わらず苦戦しました。

西川　 いかに対面でコミュニケーションを取ることが大切なのか改めて分かりました。リモート会議だと議題に上がっていることを話し合うだけで終わりですが、会社だと会議の終わった後に雑談をしますよね。そういったコミュニケーションで新しい発想が出てくることもあるから、そういう機会が減って寂しいなと思いました。この状況を経験してみて、改めてチーム内の関係性を築くことの大切さが分かりました。

池田　 リモートワークをしていると、チームメンバーから私が今どんな仕事をしていて、どれくらい進行しているのか、進捗を把握するのが難しかったんじゃないかなと思います。顔が見えるところにいれば「あの仕事はどうなってる？」と声を掛けていただくことや後ろから作業の様子を見て確認していただくこともできたんですけどね。(笑)

西川　 あとは、サービスのローンチ前にはパルコ・テナント全店に向けて動画を中心とした研修を実施したのですが、聞いている方の様子がわかりづらかったので顔が見えるコミュニケーションは改めて大事だと思いました。

―チームで働くことの楽しさはどんなことでしょうか。

池田　 最初の配属先は池袋店でしたが、個人で対応する仕事が多くて、それはそれでやりがいがありました。この部署に異動になって、チームで働くようになった時は新鮮な気持ちになりました。一人で仕事をしていると思いつかなかったことが、チームで働くとメンバーそれぞれから色んなアイデアを聞けるので、とても勉強になります。

西川　 私は最初に名古屋店に配属になったのですが、若手にも色んな仕事を任せてくれるのでとても楽しかったです。自由に自分の裁量で仕事ができたので、やりがいもありました。次に異動した先が、ひばりが丘店です。コミュニティ店で人数も少なかったので、どちらかというと今のチームで働く形に近かったです。違う点を挙げるとするなら、今の部署に移ってからは会社の方針を踏まえた業務が多いので、よりチームとしての重大な役割を担っている分、結束感が強いかもしれません。

―チームで働くための秘訣はありますか。

西川　 上長が何でも話してくれるタイプなので、こちらからも相談をしやすい環境ができていて働きやすいと思います。この部署はとにかくイレギュラーなことやトラブル対応も多い部署なので、だからこそコミュニケーションが重要なんです。

池田　 本当そうですね！部署内でのコミュニケーションももちろん大切なのですが、他部署や店舗とのコミュニケーションも大事です。