ACTIVITIES
シブカル祭。2012
女子のミックスカルチャー祭
2011年、新しい未来を切り開く女子クリエイターの才能を一同に集結し開催された「シブカル祭。」。1年目を終えた後、「シブカル祭。」によって育まれた出会いが、いつの間にかたくさんの新しい表現を生み出すきっかけになりました。展示で隣り合ったクリエイター同士が意気投合して合同展を開く、グラフィックデザイナーが展示されていたイラストに魅了され、新しいコラボレーションが実現する。そんな素敵な化学反応が幾つも誕生。それを受けた2012年の「シブカル祭。」は、カルチャーとカルチャーの出会いをテーマに掲げ、女子クリエイター同士のコラボレーションやアパレルブランドとの共同制作などを盛り込んだ大ミックスカルチャー祭として開催されました。
パルコミュージアムに
カオスな街並みが出現。
会場をさまよいながら
旬なアート作品を満喫。
「シブカル祭。2012」のパルコミュージアム(渋谷パルコパート1・3F)には、会場全体を使った巨大なオブジェのような空間が広がりました。デザインを手掛けたのはアートディレクターの矢島沙夜子(kloka)。ポップな異国風の街並みの中に、異なるふたりのクリエイターが共作したコラボレーションワーク約30作品を展示しました。また、この年、日本を代表する美術雑誌『美術手帖』の全面協力のもと、アート公募展『シブカル杯。』を開催。難関をくぐり抜けた入選5作品をパルコミュージアム内に展示しました。その後、『シブカル杯。』は、2013、14年と続き、『シブカル祭。』の目玉イベントのひとつとなっていきます。
雨にも負けず、連日盛り上がりを
見せた店頭ステージ。
そして、趣向の異なるクラブクアトロ2days
初日のレセプションパーティーでは、N’夙川BOYSによる圧巻のパフォーマンスを筆頭に、DJ、マジックショーと、公園通り広場が圧倒的な熱気に包まれました。その後もアイドル、ガールズラッパーなどが、連日来場者を魅力しました。また、2012年は、趣向の異なる構成でクラブクアトロ2daysを敢行。音楽雑誌『ele-king』とともに企画した「ele-king LIVE at シブカル」と、エレクトロからアイドル、ファッションパフォーマンスまでを盛り込んだ「女子のミックスカルチャーNIGHT!!!」で、さらに幅広い音楽ファンに「シブカル祭。」をアピール。また館内にあるソーシャルTV局2.5D(渋谷パルコ パート1・6F)でも、「シブカル祭。」ならではのトークプログラムが多数開催されました。
ショップとシブカルクリエイターとの
コラボとたくさんの新しい挑戦
この年から渋谷パルコ内のショップとシブカルクリエイターとのコラボレーションワークが活発化。アパレルブランドとペインター、イラストレーターがタッグを組んで限定グッズを制作したほか、ABCクッキングスタジオやBodiesなどでは、女子クリエイターを講師に招いてのワークショップが開催されました。そのほか、「最前ゼロゼロ」とビームス創造研究所によるポップアップショップ「owacon shop」やブックショップUTRECHTとWEBサイト『コミックナタリー』の協力で実現した同人誌マーケット「パルコミ」、女子クリエイターたちが多数出展した「シブカルフリマ」「シブカル縁日」など、たくさんの新たな試みに挑戦しました。
シブカル祭。2012 http://www.shibukaru.com/web2012/